不登校の子を持つ親の心理

前回は不登校の子どもの心理について書きました。今回は子どもを支える保護者、特に母親の心理について書いていきたいと思います。

  • 心配・不安・・・将来について、学校復帰についてとても不安に感じる
  • 罪悪感・・・不登校の原因は自分にあるのでは?と自責する
  • 焦り・・・早く学校に復帰してほしいと願う
  • 怒り・・・子どもの言動にイライラしてしまう
  • 孤独・・・周囲に相談できないと感じて社会的に孤立した感覚になる

その他にも様々な困難が急に立ちはだかることもあります。例えば夫婦間で不登校への理解の不一致、配偶者の親からのプレッシャー、学校への頻繁な連絡、共働きを諦めざるをえない、怪しいスクール(支援者)の存在など、もうどこから手を付ければいいか分からなくてパニックに陥るのも不思議ではありません。

不登校生の親の問題点

一般的に議論される不登校の子どもを持つ保護者の心理と態度の問題点について書いていきます。

  • 保護者自身が不登校に対する誤解や偏見がある場合、子どもに適切ではない言葉をかけてしまったり、無意識に子どもを傷つける態度をとってしまう
  • 親の感情が子どもに影響する。親の気持ちを敏感に察知して、子どもは自分が親を苦しめていると悩み、自己肯定感や自信を低下させ不登校解決の妨げになることがある
  • 子どもの心理の状態に合わせて対応する必要があるにも関わらず、その状態を正しく認識することができずに、親と子どもの信頼関係を損なう場合がある。子どもがうつ状態に陥ってる時に、不登校の原因を無理に聞き出そうとしたり、子どもが自責の状態にあるのに登校を勧めたりすると、子どもは親は私のことをわかってくれないと心を閉ざしてしまう  

不登校支援の問題点

不登校解決には親への支援も重要であることがわかっています。しかし、子どもへの支援に留まって蔑ろにされてきたように思います。親の感情や態度、考え方が子どもの心理に影響を与えることは周知の通りです。時にはパニックに陥り、時には家族と一緒に暮らしていながら強い孤独感を抱いてしまう。そのような親も支援の対象ではないでしょうか。また不登校はきょうだいの生活にも影響を与えます。友達からきょうだいが不登校なのか探られたり、逆に気を遣われて傷ついたりすることがあります。支援というほどではなくても、前向きな声掛けなどは必要だと感じております。現在不登校の親の当事者会なども多くあり、共感できる意見と触れ合う機会もあります。信頼できる支援者とともに、社会との接点をいくつか持ちながら子どもを支えてゆく必要があると考えております。

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