いま学校に行っていない君へ

7/28(日)に埼玉県教育主催で開催された「不登校の子供を支えるためのセミナー」内のパネルディスカッションにて、不登校を経験し、その後不登校を克服したパネラーが貴重な言葉を伝えていました。メモしたものをまとめて書き記したいと思います。

現在は社会人になった元不登校生の母親より

「息子は中学生の時に不登校でずっと家に引きこもっていました。小学生の時は運動が得意でしっかりしていた身体は、みるみるうちにヒョロヒョロになっていき、親としては不安でいっぱいになっていました。でも高校に進学してなんとか卒業した後、スポーツ系の専門学校に入学しました。今ではパーソナルトレーナーとして働いており、筋肉ムキムキになりました。不登校のころからは考えられなかった未来が今あります。ですから不登校の子どもを持つ皆さんは、今は暗闇の中かもしれませんが、信じられない未来が待っているかもしれません。ですから子どもを信じて、子どもの気持ちに寄り添って支えてあげていただきたいと思います。」

元不登校の男子大学生より

「自分は中学生の時に学校に行けなくなりました。自分に対する情けなさや悔しさ、親への申し訳なさで自分を長いこと責めていました。でも今考えてみると、自分を責めて悶々としていた時間がもったいなかったと強く思います。心身共に健康で大学生活を送れている今だからこそそう思えるのだと思いますが、もっと音楽や絵画などの美術に触れておけばよかったと思っています。心を育むような経験をしておけばよかったなと今では考えています。」

元不登校の女子高校生より

「中学生の頃から学校に行けなくなり、家に籠る生活を続けていました。精神的にも疲弊して不安定になることも時々ありました。フリースクールに通うようになり、人との繋がりや家とは違う居場所ができたことで、精神的に落ち着きを取り戻していきました。家に籠っていた時は、自分が不登校であることを気にしすぎていたように思います。私のように高校に進学して不登校から卒業することができる人間がいるので、今不登校で悩んでいる子はあまり気にしすぎる必要はないといいたいです。これは個人的な意見ですが、不登校中は何もしないでいるのはもったいないと思います。何か好きなことを見つけて、学んだり楽しんだりすることが大切だと感じています。加えて不登校の子どもを抱えている親は、その時の子どもの気持ちを確認してほしいと思います。勝手に決めつけたり押し付けたりせず、子どもの気持ちを尊重してあげてください。そのほうが素直に気持ちを吐き出すことができますし、今は家にいてもいいんだと安心できると思います。強く言いたいのは、不登校はずっと続くわけではないということ。だからあまり考え込んだり、悩みすぎたりしないでいいよということです。」

まとめ

現在不登校で悩んでいる子どもや親にとって、このような当事者の言葉は貴重で、すっと心に入って響くのではないでしょうか。ほとんどの不登校の子どもや親は不登校中の生活は「暗闇の中のようで先が見えず辛い」といいます。しかし、これらの言葉は暗闇の中の「光」になり得るのではないかと思い、このブログで記事にしました。一人でも多くの当事者に届けばうれしいです。

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